【ホトトギス】在宅 鳥図鑑
カッコウ目カッコウ科 撮影月:5,6 |

毎年、5月半ばになると、わが家では、ホトトギスの鳴き声を聞くことができます。今年は、5月14日に初めて聞きました。そして、7月後半まで、毎日、「ホトトギス、ホトトギス、・・・、ホトトギィス、ホトトギィス」という鳴き声が私の生活の中に入ってきます。
ホトトギスは、南の山側の木々の向こう側で鳴いています。鳴き声だけが、林の中から聞こえてくることも、あるいは鳴き声が、木々の間を東から西へと移動していくこともあります。
今までに、4度ほどホトトギスをレンズに収めることができました。朝3回、夕暮れ1回です。
撮影場所は、ベランダの椅子に座って。朝であれば、お茶を飲み、梅干しを食べながら、新聞でも読んでいます。カメラは、湯吞茶碗の近く、すぐに手にもって写真が撮れるところに準備しておきます。
ホトトギスの鳴き声が聞こえ、「近い」と思われたら、南の木のてっぺんあたりに声の主を探しますが、見つかることはまれです。
鳴き声が徐々に近づいてきて、その姿を空中に見つけ追っていると、木にとまる時があります。その時が、シャッターチャンスです。
ホトトギスは、奈良時代から「ホトトギス」の名で知られています。鳥名の由来辞典(菅原浩、柿澤亮三編著、柏書房)を見ると、万葉集では、480首中156首に詠まれているそうです。「カリ」「カリガネ」が51首、「ウグイス」が47首なので、だんとつ多いようです。古今和歌集に43首、後選和歌集に38首、拾遺和歌集に41首みられるそうです。
古の歌から一首
ほととぎす鳴きつる方を眺むればただ有明の月ぞ残れる 後徳大寺左大臣 千載集
こちらは、江戸時代、松尾芭蕉の句です。江戸墨田川あたりでしょうか。
ほととぎす声横たふや水の上 芭蕉
(2025年5月26日記)
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