【ヒヨドリ】在宅 鳥図鑑

スズメ目ヒヨドリ科 撮影月:1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12

 この場所で、一年中見られる鳥の一つがヒヨドリです。
 わが家では、「ピーョ、ピーョ」とちょっと甲高い声でなくヒヨドリのことを、「ヒーヨ」とか「ヒーヨちゃん」と親しみを込めて呼びます。
 わが家の家庭菜園(通称「マリコファーム」)のレタスを家族より先につまんだり、キンカンの実をつついてダメにしてしまったり、日々悪さをするだけでなく、ときには鳥かごに入って、わが家の一員として過ごしたりしたこともあります。
 外出から帰宅途中の、動けなくなっているヒヨドリを連れ帰ってきた義母。家にあった鳥かごの中で、飛べるようになるまで、しばらくの間飼っていたこと。また、居間の前に3メートルほどの高さのカクレミノの木があるからかもしれませんが、家の窓ガラスにヒヨドリが衝突し、1分ほど気を失い動けず、その後再び飛び立っていったという経験を3度ほどしました。ガラスも、ヒヨドリも無事で何よりでした。

 あらゆる植物の実、コブシやロウバイなどの花やつぼみ、昆虫類、鳥類の雛などなんでも食べるとのことですが、ここでの好物の一つにキヅタの実があるようです。貯水槽の人家側の角にキヅタの木があり、春先になると紫色の実をたわわに付けます。それをわがもの顔で食べるヒヨドリです。
 ときには、飛んでいる昆虫を追い回している姿も見ますが、私のスキルでは撮影は無理のようです。

 留鳥、または漂鳥とあります。
 ここでは、留鳥として生活していると思っていました。ところが、2024年4月19日、20羽ほどのヒヨドリが実のなっているキヅタところにいるのを見かけました。たまたま近くの鳥が集まって・・・、というには多すぎると思わざるをえません。キヅタのある貯水槽の脇と、西側の林の間をひっきりなしに飛び交っています。翌20日まで、ヒヨドリのやかましい鳴き声は続きましたが、21日には群れはなくすっかり元のような状態になっていました。漂鳥としてのヒヨドリの群れがこの場をえさ場として数日過ごしていったようです。

こんなにたくさんいました。

(2025年6月29日記)


撮影年月101112
2021年
2022年
2023年
2024年
2025年