【トラツグミ】在宅 鳥図鑑
スズメ目ヒタキ科 撮影月:2 |

枯葉と石と枯れ枝に紛れて、ゴソゴソ、ゴソゴソ、トラツグミです。写真でも、よく見ないとわからないのではないかと思います。斑の模様からトラツグミ、なるほどです。極彩色の鳥を見たときにも驚きますが、この鳥を最初に見たときも驚きました。似た鳥はいないので図鑑を見てすぐ名前はわかりました。今のところここでのツグミの仲間は、ツグミ、トラツグミ、アカハラ、シロハラです。地面を動き回っているところを撮るので、比較的容易に撮れます。3回出会うことができました。冬鳥かと思ったら、留鳥または漂鳥とあります。ここには、冬の時期だけ来るのだと思っているのですが・・・。
わかる? こちらは? 前から 斜め前方から 斜め後方から
平地から山地の林に生息し、夜間や曇天に笛を吹くような淋しい声で鳴くとのことです。奈良時代から、ヌエ、ヌエトリ、ヌエコトリの名で知られ、その鳴き声は「うらなき」と言われたそうです。鎌倉時代からは、ヨミツトリとも呼ばれ、江戸時代になってツグミであることがわかり、オニツグミ、トラツグミ、ヌエツグミ、ヌエジナイと、明治時代にはトラツグミ、ヌエジナイ、そして大正時代にトラツグミに統一されたようです。(「鳥名の由来辞典」菅原浩・柿澤亮三編著より)
ヌエと言えば、想像上の動物である同名の動物がいますが、コトバンクの説明では、「 源頼政が紫宸殿の上から射落としたという怪鳥。頭は猿、胴は狸、尾は蛇、手足は虎に似、声はトラツグミに似るという。」とあります。古の時代にはトラツグミの鳴き声がそんな怪鳥をも想起させたのだろうと思われます。
トラツグミの鳴き声は聞いたことはありませんが、ちょっと聞いてみたいとも思います。
(2025年7月20日記)
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