【イカル】在宅 鳥図鑑

スズメ目アトリ科 撮影月:1,2,3,4

 西側の貯水槽の先、葉を落とした冬の木々、そこに何やらたくさんの鳥がいます。ツグミより小さいので、シメと目星をつけファインダーを覗きます。かたちはシメに似ていますが、黄色い嘴、イカルです。

 何度かイカルを見ていますが、おおかた群れでいます。なかなか壮観です。
 今年の2月から4月までは、1羽でいるイカルを何度か撮影できています。貯水槽の脇の木々のところ等、今までと違うところで撮影しています。群れに入らず生活していたのかと思われます。

 イカルとシメと間違えると言いましたが、古の時代から、セットで考えらることもあったようです。奈良時代から「いかるが」、シメは「ひめ」。万葉集の巻13、3239の長歌に
「近江の海 泊り八十あり 八十島の 島の崎々 あり立てる 花橘を ほつ枝に もち引き懸け 中つ枝に 斑鳩懸け 下枝に 比米を懸け 汝が母を 取らくを知らに 汝が父を 取らくを知らに いそばひ居るよ 斑鳩と比米と」
(訳「枝の先に、鳥もちをかけ、真ん中の枝に、(おとりの)斑鳩(いかるが:イカル)懸け、下の枝に、(おとりの)比米(ひめ:シメ)を懸け、親鳥を取ろうと待っている。鳥の子たちは母や父が捕らえられるのも知らないで、戯れている。」)とあります。

 イカルは、室町時代以降、イカル、イカルガ、マメマハシ(豆を嘴にはさんで回すから)、マメウマシ(豆を好んで食べるから)マメドリ(豆を好んで食べるから)等呼ばれており、大正時代になってイカルに統一されたとのことです。(「鳥名の由来辞典」菅原浩・柿澤亮三編著より)

(2025年8月11日記)


撮影年月101112
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