2017年6月30日 / 最終更新日時 : 2026年5月30日 sage-mng 30/60 予約席 前頁 / 次頁 / 再表示 雨上がりの店の 窓際のその席には いつも予約席の立札があって 河を見ようとやってきたひとを がっかりさせる。 誰も理由を聞いたりはしないが テーブルのしみと ときおりあらわれるタタリム氏だけは 知っている。 やがて立札が取りはずされ その席を 恋人たちが占めたころ コーヒーカップの中に 雨が最後の一滴を落とす。 前頁 / 次頁 / 再表示 Facebooktwitter